子供のおこづかいいつからあげる?平均金額と間違ったあげ方。
2016/05/10
「子供にもそろそろお小遣いをあげようかな?」なんて考えている人が悩んでしまうのが、いつからあげればいいのか、どのくらいあげればいいのかって事ですよね。
そんな時「○○くんは○○円も貰ってるよ」という子供の言う事を参考にして金額を決めてしまったりしがちです。
今回は子供にあげるお小遣いについて色々考えてみましょう。
お小遣いは毎月のプレゼント?
子供にお小遣いをあげる事で、あなたは何を学ばせたいのでしょうか。
例えば子供が毎月のお小遣い500円を貰ったとします。
「100円のお菓子を2個買ったら、あと300円しか残らないな。次のお小遣いまでまだまだあるから、ここは我慢して1個だけにしとこう。」
というような、我慢する事や計画的にお金を使う事でしょうか。
それはそれでお金について学ぶ事にはなりますが、それだけでは本当にお金の価値を学ぶ事はできません。
何故かと言うと、子供はあなたからお金をプレゼントとして貰っている感覚だからです。
お手伝いの対価としてお金をあげる事は良い事なのか?
お金の価値を学ばせる為に、お手伝いした時にはお小遣いをあげるという事をしている人も多いのではないでしょうか?
お手伝いをした対価としてお小遣いをあげたりするのは悪い事ではありません。
でも、お手伝いすれば必ずお金をあげるという事ばかりしていると、お金を貰えないのならやらないという考え方にもなりかねません。
お手伝いは家族の一員として当然やるべき事という考えが無くなってしまうのです。
「お手伝いしてくれたら100円あげるよ。」
というあげ方ではなく、子供があなたの為にと思ってしてお手伝いをしてくれた時に、感謝の気持ちを言ってからお小遣いをあげるようにしましょう。
そうして手に入れたお金こそ、本当に大切に思うでしょう。
いつからお小遣いをあげるべきか?その時期は?
最も多いのが小学生になってからというケースです。
まだ、足し算引き算もできないうちからお小遣いを渡しても何も勉強にはならないし、お金の大切さもわからないからというのが主な理由です。
何か必要な物があった時には親が買うものですし、食べたいお菓子だって親が買っているので、小さい子供にとってお金を自分で持つ必要はないのです。
ただ、お金の使い方を勉強してもらう為に、お小遣をあげるのです。
なので、足し算引き算が理解できてからというのが良い時期でしょう。
いくらくらいあげれば良いの?
子供だってたくさん貰えた方が嬉しいに決まっています。
ある程度の年代になると知恵も付いてきて、多くお小遣いを貰っている友達を例にあげます。
決して自分より少ない友達や、貰っていない友達の事は言いません(笑)
金融広報中央委員会という機関が平成22年に子どものくらしとお金に関する調査で公表した結果によると
- 小学生低学年 平均 949円
- 小学生中学年 平均 896円
- 小学生高学年 平均 1,087円
- 中学生 平均 2,052円
- 高校生 平均 5,305円
だそうです。
小学生低学年の金額が多い気もしますが、一番多い回答は500円だったそうです。
あと忘れてはいけないのが、子ども達にはお年玉という年に一度のボーナスがある事です。
親が全部預かって貯金している家庭もあるでしょうし、子供の好きに使わせる家庭もあります。
お小遣いを貯めなくても、誕生日やクリスマスには自分で買えないような高価なプレゼントも手に入ります。
そうして考えてみると、小学生の年代で定期的にあげるお小遣いは、お金の使い方が勉強できる程度で良いのではないでしょうか?
1ヶ月の子供の生活態度によって金額を変えてみるのも面白いかもしれません。
最低金額は決めておいて、良く頑張っていたなと思えたら少しだけ上乗せしてあげてみてください。
頑張りが認められる事は子供にとっても嬉しいですし、来月も頑張ろうというモチベーションアップにもつながるかも知れません。
お小遣い帳を付けるのは収入と支出が目に見えるので、よりお金を大切にする気持ちが出てきます。
将来お金にルーズにならないようにする為にも、子供の頃にお小遣い帳を付けるという事はとても良い事です。
まとめ
子供は親がいくらでもお金を持っていると勘違いしがちです。
家庭にお金がいくらあるかなんて知らないのですから、ATMに行ってカードを差し込めばお金がいくらでも出てくるなんて思っているかも知れません。
子供にお小遣いを渡し始めるということは、社会勉強としてすごく良い機会です。
ただ決まりごとのように毎月お小遣いをあげるのでは、お金の価値も分からず無駄遣いして終わりです。
自分が頑張った対価としてお金をもらえるという事や、お金の価値・大切さを子供のうちから学んでもらいたいですね。